内視鏡検査について | 医療法人社団博仁会 小池病院

内視鏡検査についてEndoscope

人工知能による検出・鑑別支援用下部内視鏡画像診断支援プログラムを導入しました




当院の内視鏡検査の特徴

胃内視鏡
鎮静剤を使用した無痛検査
鼻からの内視鏡も選んでいただけます
咽頭麻酔をアイスシャーベット状にして負担を軽減
消泡剤に味付けして飲みやすくしました
嘔吐反射を極力させない挿入・観察
特殊光観察を用いた正確なピロリ菌感染の診断
大腸内視鏡
検査前日の食事をご用意
下剤の種類を複数ご用意
院内下剤服用も可能
下剤を飲まない大腸検査(注意点がございます)
鎮静剤を使用した無痛検査
炭酸ガスで送気しお腹が張らない
病変の拡大観察をして診断に役立てる
ポリープ切除(日帰り・入院)に対応
午前中の大腸検査に対応
安全なポリープ切除機器の導入
AI(人工知能)診断補助装置の導入
極細径内視鏡のの導入

胃がん、大腸がんで亡くなる方をゼロにしたい。そのような想いから、内視鏡検査に取り組んでいます。大きな病院で受けたけど辛い検査で二度と受けたくない・・・ということでは全く意味がありません。検査を受けに来た患者様には、「いままでで一番楽だった」と実感し、正しい確実な診断・治療を受け、次もまたこの病院で受けたいという気持ちでお帰り頂くことに努めています

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で内視鏡検査目的の来院がしづらい状況にあると思います。内視鏡学会では内視鏡診療における感染拡大のリスクを考慮しなければならないものの、内視鏡検査によって救われる患者さんがいることに触れ、検査前の問診と、個人防護服(フェイスシールド、マスク、長袖ガウン、手袋)を着用し感染拡大防止に努めれば内視鏡検査は可能と提言しています。当院でも事前問診と個人防護服を必ずしています。

機器のご紹介

当院ではFUJIFILM社製のレーザー光源内視鏡による次世代内視鏡システムを導入しました。これは首都圏の総合病院や胃腸専門クリニックに導入されているものと同一の機種で、金沢市内のクリニックや個人病院での導入は少ない最新の内視鏡機器です。

当院では鎮静剤を使用した場合、検査中は心拍数や呼吸状態を常時モニタリングし監視します。また、検査で使用する内視鏡は日本消化器内視鏡学会で推奨されている高水準消毒薬を使用して毎回洗浄・消毒を行っております。

  • 内視鏡1本が17分で洗浄できる
    内視鏡洗浄機を導入しました。

  • リクライニング機能が備わっており、前処置、検査、休憩までこの検査台が担います。

  • 鎮静した方は常時
    モニタリングを行います。

  • 鉛筆より細い
    極細径内視鏡です。

  • 高周波装置です。
    ポリープ切除の際に使用する最新の機器です。

  • ポリープ切除の際に使用するバイポーラスネア(金属のわっか)です。
    安全な処置が可能です。

  • 人工知能による
    診断補助装置を導入しました。

胃内視鏡検査について

内視鏡検査

皆様は胃内視鏡検査(胃カメラ)と聞くと辛い・痛い・しんどいというイメージをお持ちではないでしょうか。

当院の検査の特徴

鎮静剤の使用や鼻からの極細内視鏡(6mm程度の経鼻内視鏡です)、胃腸に残りにくい炭酸ガスの使用など、オーダーメイドの検査を受けていただくことが可能です。また、独自の検査前処置として、胃の中の泡を消す消泡剤は味付けをして飲みやすくし、喉の麻酔はアイスシャーベットを使用し負担を軽減しています。挿入時には咽頭刺激を極力少なくし、最新のレーザー光源装置を用いた特殊光観察で正確な診断を行います。

一般的に胃がん検診は厚生労働省では40歳から検診を受けていただくことが推奨されています。しかし以前、私の勤務していた施設で38歳の早期胃がんが検診で発見されたケースもございます。35歳になったら一度内視鏡検査を受けるようにお勧めしております。また、過去にピロリ菌の除菌を受けた方は毎年の内視鏡検査をお勧めしております。

大腸内視鏡検査について

2016年の人口動態調査によると、がんで死亡した約37万3千人のうち、大腸がんで死亡した人数は約5万人でがん死の原因の第2位となっています。特に女性では大腸がんはがん死の原因の第1位となっており、近年急激に増加しています。
大腸がんは早期発見、早期治療が重要であり、働き盛りの40歳代から発症率が上昇するため、定期的な検査が必要となってきます。
検診等の便潜血検査で陽性となった方は陰性の方に比べると大腸がんの可能性が高くなるため、大腸内視鏡検査を必ず受けてください。一度でも陽性となった場合は内視鏡検査を受けていただく必要があります。

当院の検査の特徴

大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を挿入しますが、まず検査の前に腸に残っている便を排出する下剤を飲んで頂く必要があります。ご自宅か病院内で下剤を服用するかを選択できます。初めての方、高齢の方、ご遠方の方など院内で下剤を服用することが可能です。下剤は数種類の下剤を用意しています。

  • 1マグコロール散

    水に溶かして飲んでいただく下剤です。下剤の中では味が比較的飲みやすく、腸管洗浄力も良好なため当院ではこの下剤を主に使用しています。検査食と併用しますと1.5L程度の服用で検査可能となります。

  • 2ピコプレップ

    この下剤はリンゴジュースのような味で最も飲みやすく、150mlを2回飲むだけでよいのですが、洗浄力がやや劣ります。検査食2日分が必要です。2日間の検査食が許容でき、下剤の味がどうしても苦手という方はこちらをお勧めしています。(下剤150ml2回の他に透明な飲み物2L弱が必要です)

  • 3ビジクリア配合錠

    液体の下剤がどうしても・・・という方は錠剤タイプの下剤を用意しています。ビジクリア50錠と水1Lを少量ずつに分けて服用します。ご高齢の方は服用できません。

下剤を飲まない大腸検査

2通りの方法があります。

  • 1午前中に胃カメラを受けて頂く必要があります。胃カメラでの観察が終わったあとにカメラから十二指腸と胃の中に下剤をゆっくり注入しますが、逆流するなどの状況によっては途中で中断し、残った下剤を経口的に服用して頂きます。この方法は60歳以下の方に限定しています。
  • 2胃カメラを行わない場合、鼻からゼリーを付けた細長いチューブを胃の中に挿入し2時間ほどかけて下剤を注入します。下剤を入れ終わったらチューブを抜去し検査を行います。チューブを入れる際の違和感が少しあります。チューブ代は別途必要になります(2000円)。

検査は鎮静剤を使用し眠っている間に終了します。検査中は空気の代わりに炭酸ガスを使用し、おなかの張りもほとんどありません。早い方で10分程度で検査が終了します。ただし鎮静剤を使用すると当日の車や自転車の運転はできません。内視鏡検査の前に問診を行いますので、不安なことがある方は丁寧にお答えいたします。

当院では拡大観察機能が付いた細径(11.7㎜)の内視鏡を使用します。拡大観察を行うことでがんやポリープの診断を即時に行い、切除が必要な病変についてはその場で切除いたします(20㎜を超える大きなものやがんが疑わしい場合は後日専門の医療機関へ紹介します)。ポリープ切除の実際は後述しますが、小さなものは後述するコールドスネア(もしくは鉗子による)ポリペクトミー、10㎜を超えるような比較的大きなものは高周波装置を用い、通電できるスネアで切除しています。この通電スネアは、バイポーラスネアという安全な器具です。バイポーラスネアは①穿孔の危険性が少ない②ポリープ周辺組織への熱損傷が少なく、病理診断に有利③ポリープ先端が消化管壁に接触していても熱傷が生じない④対極板が不要なため、熱傷の危険性が少ない⑤ペースメーカー患者にも使用できる⑥再利用しないため感染リスクが全くない といった利点があります。多くの施設では安価で再利用しやすいモノポーラスネアと対極板が使用されています。

検査後、検査ベッドのまま移動してリカバリールームで休んでいただき、覚醒してから結果を説明いたします。

大腸内視鏡 治療動画

当院では、大腸ポリープを検査中に見つけた場合、治療可能なものについては即切除しています。改めて別の病院で治療を行う必要がありません。もう一度下剤を服用することは患者様の大きな負担になります。(実は下剤の服用が患者様にとって一番大変ではないかと思っています)当院では日帰りポリープ切除、あるいは1泊入院しての治療も可能です。

ポリープ切除には大きく分けますと2通りの方法があります。ひとつは輪っか状のスネアと呼ばれる電気メス(もしくは鉗子)に高周波装置で通電させて焼灼しながら切除する方法です。切除する際に病変に生理食塩水を注入します。これは従来の方法であり(ホットポリペクトミーと言う先生もいます)、焼灼しながら切除するので取り残しの心配が少なく、止血も同時に行えるメリットがありますが、摘除後の出血や穿孔の危険性が比較的高くなるとされています。もうひとつは通電せずに輪っか状のスネア(あるいは鉗子)でちぎるように切除するコールドポリペクトミーという方法です。こちらは生理食塩水の注入も不要で、摘除後の出血や穿孔も比較的少ないといわれており、10mm未満の癌を疑わないポリープについては積極的に行うようにしています。ただし焼灼しないので、習熟していない医師が行うとポリープの取り残しの問題が指摘されています。当院では切除前に拡大内視鏡でしっかり診断し、遺残しないような確実な切除を行っています。

それでは実際に当院で行った症例を一部ですがみていきましょう。

  • 1直腸の腺腫性ポリープに対する内視鏡的切除術 1泊入院

    50歳台の男性です。静岡在住で月に一度金沢にいらっしゃるのですが、職場の健診で便潜血陽性のため受診されました。午前中早めに下剤を飲んでいただき、土曜日の午前11時頃検査開始。鎮静剤を使用しています。直腸に8㎜程のポリープを認めました。拡大観察で腺腫性ポリープであろうと考え、その場で切除することにしました。ポリープ周囲の血管が豊富なため、高周波装置を用いホットポリペクトミーを行うことにしました。病変基部に生理食塩水を注入し、スネアで病変を囲むように締め付けます。スネアはバイポーラスネアというものを用いています。これは穿孔のリスクが低いスネアです。切除後、出血したためクリップ(ホッチキスのようなもの)で止血しています。処置の途中でクリップが2個外れましたがしっかり止血したことを確認し、治療終了です。1泊入院していただき、翌日問題なく退院。病理組織診断でポリープは腺腫で一部高異型度の箇所もありましたが癌ではなく、遺残なく完全切除されていました。

  • 2直腸の腺腫性ポリープに対する内視鏡的切除術 日帰り

    40歳台の男性です。この方も健診の便潜血陽性で受診されました。鎮静剤を使用しています。直腸に6㎜程度のポリープを認め、コールドポリペクトミーを行っています。通電せずにスネアを締め付けて切除しています。少量出血しましたがクリップで止血を確認しています。この方は日帰りで治療しました。偶発症なく、病理組織診断でポリープは腺腫で遺残なく切除されていました。

  • 3下行結腸の腺腫性ポリープに対する内視鏡的切除術 日帰り

    40歳台の男性です。この方は1年前にも他院で大腸内視鏡検査を受けていたのですが(その際は問題なし)、スクリーニング希望で当院を受診されました。下行結腸に、ちょっとわかりにくいですが平坦な5㎜程度の腺腫性ポリープを認めました。少し内視鏡の位置取りが難しかったのですが、コールドポリペクトミーで切除しています。日帰り治療でしたので念のためクリップを施しています。クリップの費用は病院の負担になるので行わない開業医さんもあるかと思いますが、こうしておくと患者様も安心できると思います。偶発症なく、病理組織診断でポリープは腺腫で遺残なく切除されていました。

  • 4大腸内視鏡検査の挿入について

    私の大腸内視鏡検査は、盲腸到達時間は平均で5分程度です。挿入は浸水法でほとんど送気せずに軸保持短縮法という方法で行っています。楽に検査をすることができますので、気軽にご相談ください。

胃内視鏡検査・料金の目安

検査内容 1割負担 3割負担
胃内視鏡検査のみ 2,000円前後 5,000円前後
胃内視鏡検査+
ピロリ検査
2,500円前後 7,000円前後
胃内視鏡検査+
病理検査
3,500円前後 10,000円前後
  • ※ 別途診断料がかかります。出血した場合の薬剤散布、異物除去などの処置に関しては保険点数に基づいて料金を算出させて頂きます。
  • ※ 鎮静剤を使用された方は当日の車の運転はできません。1時間ほど別室のリカバリールームで休んでいただきます。

大腸内視鏡検査・料金の目安

検査内容 1割負担 3割負担
内視鏡検査のみ 2,500円前後 7,500円前後
内視鏡検査+
病理検査
3,500~5,000円前後 10,000~20,000円前後
ポリープ切除 7,000~10,000円前後 20,000~25,000円前後
  • ※ ポリープの個数、部位、大きさによって金額が異なってきます。保険適応ですのでどの施設でもほぼ同一の金額となります。

各検査の説明書・同意書がダウンロードできます。印刷して記載していただき、当日ご持参頂くとスムーズにご案内できます。